辛坊氏「-委員会」復帰…たかじんさん遺志受け
ニュースキャスターの辛坊治郎氏(58)が、9月から読売テレビのバラエティー激論番組「たかじんのそこまで言って委員会」(日曜、午後1・30)の司会に復帰することが21日、分かった。同局は今年1月に他界した、やしきたかじんさんの“遺志”を受けての復帰であることを説明した。
辛坊氏は2003年の同番組発足当初から“副委員長”として、たかじんさんと司会タッグを組んでいた。たかじんさんが闘病生活に入った12年2月以降は、ひとりで司会を務めたが、昨年6月に太平洋ヨット横断に挑戦するため惜しまれながら降板した。
その後、辛坊氏は浸水事故によってヨット横断を途中断念。昨夏にテレビ復帰した後も、「‐委員会」に戻ることはなかった。しかし、同局によると、当時病床にあったたかじんさんは「自分が元気やったらボートの着ぐるみでも着て(辛坊氏が出演する別番組の)スタジオに乱入して、気合い入れ直して委員会戻って来い!と言いたい」と、「‐委員会」復帰を願っていたという。
また、たかじんさんは「あの事故を経験して“生まれ変わった”辛坊君がまた委員会やったらどんな感じになるんかな。見てみたいな」とも話していたという。
今回、同局がこうした経緯を辛坊氏に伝え復帰を打診したところ、快諾を得たという。
なお昨年6月から番組進行を務めていた山本浩之アナウンサー(52)は8月24日放送分をもって卒業する。