サブちゃん「恩返し」まつりスタート

 歌手・北島三郎(77)が31日、歌手生活最後となる劇場公演を東京・明治座でスタートさせた。

 会場がどよめいた。北島公演恒例のフィナーレを飾る「まつり」の大仕掛け。両脇に連獅子を従え、戦国武将のかぶとをイメージしたセットに乗って北島は登場。歌の途中でかぶとが割れると、今度はしゃちほこに乗って宙を舞った。

 「最後だからこれまで以上のものをお見せする」。そんな思いを込め、過去の公演で評判の良かった演出を随所に取り入れ、芝居「国定忠治」では立ち回りを増やした。

 演出として名を連ねる大野拓克氏は北島の実弟。主に営業面から北島を支えてきたが、今公演の準備を終えた直後の7月に死去。一緒に花道を歩むはずだった弟の遺影は楽屋口に飾ってある。

 そんな中でのラスト公演。「紅白も卒業し劇場公演もこの3カ月で卒業。皆さんへ恩返ししていきたい」。明治座から、11月の大阪新歌舞伎座、来年1月の福岡博多座公演まで全力で舞台に立つ。

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