バルセロナ五輪柔道金メダリストの古賀稔彦さん（４６）、同水泳女子平泳ぎ金メダリストの岩崎恭子さん（３６）ら１０人の五輪金メダリストが４日、東京・日比谷公園で行われた「アサヒビール　オクトーバーフェスト　日比谷　秋の収穫祭２０１４」オープニングセレモニーに出席した。

　オクトーバーフェストが今年で１０回目の節目となったこと、アサヒスーパードライが世界的なコンクールである「ワールドビアカップ２０１４」で金賞を受賞したことを記念して集結した、１０人の金メダリストたち。“ゴールド”な輝きに満ちたステージに、会場からもため息がもれた。

　全員がメダルを首にかけて登場したが、長野五輪スキージャンプ金メダリストの船木和喜さん（３９）のメダルが、リボンから外れて転がり落ちるアクシデントが。一瞬会場が凍り付いたが、「長野五輪のときのメダルなんで、もうネジが緩んじゃって。誰か直してくれる業者を教えてくれませんか」と笑顔でジョークを飛ばし、場を和ませた。

　各選手が座右の銘を書き込んだスーパードライの巨大オブジェも登場。リレハンメル五輪スキー複合金メダルの荻原健司さん（４４）は「くじけそうになったときに自分を奮い立たせる言葉」として“本気は本物か？”という言葉を披露。シドニー五輪柔道金メダリストの瀧本誠さん（３９）は「固い意志を持って一心に取り組めば必ず思いは天に届くと思って頑張っていた」と振り返り“一念通天”の言葉を挙げた。

　ラストでは、アサヒビールの小路明善社長から、各メダリストの名前が刻印された金色のスーパードライが渡され、全員感激の面持ち。古賀さんは「教え子がリオ五輪、東京五輪でメダルを取ったらこれで祝杯を挙げたい」と話していた。

　オクトーバーフェストは７日まで同所で。