闘病のジョニー大倉、復活メッセージ
昨年6月に肺がんが発覚し、闘病生活を続けているミュージシャン・ジョニー大倉(62)のバースデーイベントが6日、都内のライブハウスで行われた。
大倉本人は8月上旬から入院しており、来場できなかったが、映像で「また、すごいライブをお届けします」とファンにメッセージを送った。大倉は今年4月13日に復活ライブを行ったが、7月下旬に体調を崩し、再入院している。
大倉は誕生日当日だった今月3日に、一時外出してイベントのリハーサルを訪れた。ここで長男のミュージシャン・ケンイチ大倉(41)らからサプライズで祝福を受け、その模様がライブ会場で上映された。
大倉は車いすに座り、酸素吸入器の管を鼻につないだ状態だったが、「また、すごいライブをみなさまにお届けしますので、その間少々お待ちください。もう少し頑張りますんで」と力強く語った。仲間たちには「病気が治る礎としてこんなにお祝いをしていただいて、本当に心がなごんでいます」と感謝。ケーキもたいらげ「おいしい。誰かと恋をしてるみたいだよ」と甘いセリフまで披露した。
ケンイチによると、大倉は4月の復活ライブ以降も通院しながらリハビリを行っていた。一時は肺の15カ所にがんが点在していたが、抗がん剤治療で2カ所にまで減少。食事も取れる状態で、今回のイベントを楽しみにしていたという。
しかし、7月下旬になって体調が悪化。検査の結果、転移はないものの、2カ所のがんが大きくなってきており、再入院することになった。大倉自身は前向きに「まだやりたいことがあるんだ」と復活に強い意欲を示しているという。
イベントではケンイチや次男の大倉弘也(35)らが、10日発売の大倉のCD「抱いて抱いて抱いて!」の収録曲などを披露。DVD、書籍、CDなどを収めたBOX「JOHNNY ROCK N ROLL」を12月24日に発売することも発表した。