女優の仲間由紀恵（３４）が１８日、交際中だった俳優の田中哲司（４８）と結婚したことを発表した。この日、都内の区役所に婚姻届を提出、所属事務所を通じて「機が熟しこの度結婚の運びとなりました」とマスコミ各社に報告した。

　１４歳差の２人は２００７年に共演したドラマをきっかけに、０８年から交際し、愛を育んできた。仲間は妊娠しておらず、今後も仕事を続ける。挙式・披露宴は予定していない。

　ドラマ「トリック」や「ごくせん」など、数々のヒット作に主演した仲間と、ＮＨＫ大河ドラマ「軍師官兵衛」の荒木村重役で存在感を放った名脇役の田中がゴールインした。

　“職人”カップルらしく、入籍の日もそれぞれが仕事をこなした。仲間は朝からＴＢＳ系の主演ドラマ「ＳＡＫＵＲＡ～事件を聞く女～」（１０月２０日スタート、月曜、後８・００）の関連番組の収録。田中は午前中に都内の区役所に婚姻届を提出後、舞台「背信」（東京芸術劇場）の初日公演に出演した。

　２人は０３年にドラマで共演していたが、親しくなったのは０７年に放送されたＴＢＳ系ドラマ「ジョシデカ！‐女子刑事‐」での共演がきっかけだった。当初は仲の良い友人だったが、演技論を交わすうちに次第にひかれ合うようになり、０８年に交際に発展。仲間は「彼の穏やかさが自然の流れとなり、結婚の運びとなりました」と説明。さらに「公私にわたり１＋１が２以上の結果を残せるよう精進して参ります」と妻として、女優として成長することを誓った。

　関係者によると、仲間は今年に入り周囲に結婚する意向を明かしたという。８月末にＮＨＫの連続テレビ小説「花子とアン」がクランクアップ。大きな仕事を終えたタイミングでの結婚となった。

　中学卒業後、沖縄から上京した仲間を見守ってきた所属事務所の尾木徹社長（７１）もコメントを発表し、「ドラマ、舞台、映画、ＣＭ、そしてＮＨＫ紅白歌合戦司会４回と、幅広く活躍し気がつけば２０年。これだけ頑張っているんだから、もう結婚を認めてあげてもいいですよね」と“娘”の晴れの日を祝福した。