YOSHIKI涙 MSG初公演前哨戦
5人組ロックバンド・X JAPANが1日、横浜アリーナで、4年ぶりとなる国内単独コンサートを行った。
ボーカルのToshlは、「会いたかったぜ、ニッポン!!」とファン1万1000人にシャウトし、19曲を熱唱。今月11日についに実現する米・ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデン(MSG)での初公演へ、“前哨戦”で最高の弾みをつけた。
大観衆が両手のペンライトや両腕をクロスさせる「Xポーズ」で待ち構える中、開幕ベル代わりにYOSHIKIのドラムが鳴り響くと、メンバー5人が姿を見せた。
国内では2010年8月の日産スタジアム公演、海外を含めても11年11月のバンコク公演以来となる単独ステージ。Toshlは、「いとしいお前たちに本当に久しぶりに会えて、俺たちはうれしいぜ!」とファンと“再会”を喜び合った。
「RUSTY NAIL」や「紅」などのヒット曲をたたみかけ、SUGIZOが作詞を手掛けた新曲「BENEATH THE SKIN」も初披露。お決まりの「WE ARE」「X!」のコール&レスポンスを何度も繰り返し、YOSHIKIは「腹から声を出せ。天まで届かせろ。HIDEとTAIJIにも聞かせてやれ」と、亡くなった2人の仲間を思いやった。
11日には念願だったMSGのステージに立つ。クライマックスでMSG公演について触れたYOSHIKIは、「これから僕らはマディソン・スクエア・ガーデンへ旅立ちます。HIDEとTAIJIも7人のXで、世界に向かって頑張ります」と感極まり涙。今は亡き2人の魂を連れ、はるか遠いニューヨークでも輝きを放つことを誓っていた。