猫ひろし 完走したけど最下位ニャー

 リオ五輪に向け猫まっしぐら!2011年にカンボジアに国籍を移したタレントの猫ひろし(37)が3日、仁川アジア大会の男子マラソンにカンボジア代表として出場し、完走した14選手中、最下位の2時間34分16秒でゴールした。自己ベストから4分近く遅れたが、同国代表として初の国際舞台で完走を果たし、2016年リオデジャネイロ五輪出場に向けてさらなる飛躍を誓った。

 猫は「ニャー!!」と飛び出し「ニャー!!」とゴールを駆け抜けた。前の走者から約3分遅れて最後に競技場に飛び込んできた猫は、何度もガッツポーズして声援に応えた。自己ベストには及ばなかったが、国を背負って走り抜けたことがうれしかった。

 スタートとゴールでは「ニャー!!」のポーズを披露。「やってましたか?無意識ですね。『パブロフの犬』的な感じで」ととぼけつつも「タイムは悔しいけど、カンボジア代表に選ばれてきちっとゴールしようと思っていた。代表としての使命を果たせて良かった」と一転、真面目な顔で喜びを語った。

 12年ロンドン五輪で代表に選ばれたが、国際陸連から出場資格を認められず断念。今大会が同国代表として初の国際大会だった。既にリオ挑戦を表明。この日は当時、猫とロンドン五輪代表を争ったブンティン(途中棄権)に先着したが、夢舞台へはまだまだ成長が必要だ。

 猫は「カンボジアで1位を死守できて良かった。ただ、自分としてはもっとタイムを伸ばしたい。それはカンボジアうんぬんじゃなく、競技者として」と真剣な表情。最後は「感謝!!韓国!!ありがとニャー!!」と締めくくったが、もはやその顔は芸人ではなく、アスリートのそれになりつつある。

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