くいだおれ太郎も巨大カニも無事

 プロ野球・阪神タイガースが9年ぶりの日本シリーズ進出を決めてから一夜明けた19日、大阪・難波を拠点とするNMB48の渡辺美優紀(21)、山本彩(21)、薮下柊(15)が日本一に向け熱いエールを送った。18日夜には川へのダイブでお祭り騒ぎとなった大阪・ミナミは、この日いったん落ち着きを取り戻したが、日本シリーズとなればさらに盛り上がることは必至。そんな中、兵庫県尼崎市の商店街では早くもシリーズ優勝のカウントダウンボードが設置された。

 18日夜に川へのダイブが続出した大阪・道頓堀周辺は、一夜明け、平穏を取り戻した。大阪府警は道頓堀川に飛び込んだ人数を59人(うち女性2人)と発表。逮捕者などはなかったという。

 戎橋近くにあるカニ料理店「かに道楽」では、2003年の阪神優勝時に、名物のカニの巨大看板の目玉が引き抜かれる被害にあった。警察官が配置されたため今回は被害はなく、同店関係者は「警備していただき、問題ございませんでした」とホッとした様子。同じく道頓堀名物の人形「くいだおれ太郎」も無事だった。

 戎橋の西側の道頓堀橋に設置された高さ約2メートルのバリケードも、この日朝、一時解体された。工事関係者は「また日本シリーズで優勝の可能性が出たら建てることになります」と苦笑いで話した。

 大阪府警は18日は1500人体制で府内を警備。25日からの日本シリーズに向け、再び警戒を強める。

平穏を取り戻した大阪・道頓堀の戎橋

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