１０月２５日に開幕する日本シリーズを前に、熱心な虎ファンで知られる俳優・西田敏行（６６）が２４日、大阪市内で取材に応じ、虎党魂を燃え上がらせた。

　登場するなり、「おめでとうございます！」と早くもシリーズを制したかのような盛り上がりぶり。２００５年日本シリーズの４連敗を禁句指定する“自虐ネタ”も交えながら、「ソフトバンク、恐るるに足らず！」と気炎を上げた。

　かつての暗黒時代を耐えたオールドファンの西田が、「オレたちが１０月に野球が見られるなんて…」と感無量の表情を見せた。

　司会を務めるＡＢＣ「探偵！ナイトスクープ」（金曜、後１１・１７）の収録前に取材に応じ、「阪神ファンは勝敗でその日の体調まで変わる、病気みたいなもの。今年はリーグ優勝してないし、こっちも応援するモチベーションが残ってるぞ！」と気合十分。

　「和田さんがどんな采配するかも楽しみ。首がつながって、口角上がりっぱなしだしね」とご機嫌で、「阪神は破竹の勢い。ソフトバンク、恐るるに足らず！」と宣言した。一方で０５年シリーズの４連敗の“残像”を聞かれると「それは阪神ファンなら皆思ってるけど、口にしちゃいけないんだよ」とＮＧワードに指定した。

　昨年まではＣＳ反対派だった。阪神の昨年までのＣＳ通算成績は１勝８敗。「こんなのやりやがって！」と話していそうだが、今年は快進撃でシリーズ進出を決めたとあって「ＣＳっていいもんだなと思っちゃった」とあっさり“宗旨替え”。

　今季終盤には「甲子園のネット裏でバンザイしてる渡辺謙ちゃんを見つけて、メール送ったら返ってきたよ」と虎党俳優同士で盛り上がったことも明かした。

　過去にソフトバンク・松中信彦選手（４０）に博多で酒をおごってもらった恩義があるそうで「４連勝といきたいけど、博多でなら１、２回は敵に塩を送ってあげてもいいかな」とニヤリ。阪神日本一のあかつきには「１番から９番まで全員をナイトスクープに顧問で招きたいね」とＶ公約もぶち上げていた。