大阪で東京で…無念敗戦も猛虎愛燃えた

 日本シリーズ第5戦が30日、福岡・ヤフオクドームで行われ、阪神は0-1で敗れ1勝4敗となり、29年ぶりの日本一はならなかった。

 “阪神ファンの集まる居酒屋&バー”として有名な大阪・北新地の「ま虎っちゃん」には仕事を終えた熱心な虎ファンが集結したが、予想もしない悪い幕切れにガックリと肩を落とした。

 虎党歴40年以上という京都市から駆けつけた病院事務の八木千晶さん(49)は「悔しいです。甲子園に帰ってきてほしかったですけど、全部いい試合をしたと思います」と涙を見せながら健闘をたたえた。「これをバネに来年はリーグ優勝から日本一を目指して」と雪辱に期待していた。

 一方、東京・日暮里にある居酒屋「みゆき」にも、逆転勝利を願う虎党が集まり声援を送った。九回、一瞬同点に追いついたかのように見えたため、店内は大歓声に。しかし、一転、守備妨害で試合終了となり、意気消沈。30年間、店でお客さんとともに阪神を応援し続けてきたママの南城洋子さんは「1年間応援してきてこの終わり方?4連敗。信じられないよ。腹が立つよ」とため息だった。

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