ご当地キャラクターの人気を競う「ゆるキャラグランプリ２０１４ｉｎあいちセントレア」の投票結果が３日、愛知県常滑市の中部国際空港の会場で発表され、群馬県の「ぐんまちゃん」が優勝した。２位は埼玉県深谷市の「ふっかちゃん」、３位は愛媛県の「みきゃん」だった。

　ぐんまちゃんはことし誕生２０年となる県のマスコット。子馬をモチーフにしたデザインで、群馬県の宣伝部長として活躍している。

　昨年優勝した栃木県佐野市の「さのまる」から金メダルを受け取ると、昨年まで２年連続３位だったことを振り返って「ようやくグランプリに輝くことができました」とうま年の今年に優勝できた喜びを爆発させた。

　２位のふっかちゃんは、応援に駆け付けた小島進深谷市長から「１位だったら部長に昇格させようかと思っていたけれど」と言われ驚いていた。

　グランプリ開催はことしで４回目。今回は過去最多となる１６９９体がエントリーした。過去３回はインターネットによる投票だけで選んできたが、今回は事前のネット投票と来場者による直接投票を合算した。ぐんまちゃんは、約１００万ポイントを集め、２位に１５万ポイント以上の大差をつけた。

　会場には３日間で計約３００体のゆるキャラが集まった。設置された二つのステージやそれぞれのブースでご当地の名産品や観光地をＰＲ。昨年までのグランプリで優勝し殿堂入りした「くまモン」らも応援に駆け付けた。