モデルで歌手のきゃりーぱみゅぱみゅ（２１）が９日、９公演で９万人を動員した全国アリーナツアーの最終公演を東京・代々木第一体育館で行い、「辞めたいなと思ったこともあった」と一時、引退を考えていたことを告白し、号泣した。

　ＳＥＫＡＩ　ＮＯ　ＯＷＡＲＩのボーカル・Ｆｕｋａｓｅ（２９）と交際中だが、最近プライベートでさまざまなことが報じられたのが原因のようだ。

　子連れファンも多い会場の花道を歩いて熱唱すると、涙とともに思いがあふれた。

　「本当に感動した。グループが多い中で、ソロのアーティストは不利で、１人で２デイズ埋められるかなと不安で」とせきを切ったように話し始めたきゃりー。衝撃的な言葉が続いた。「芸能界はこんなに大変なのかな。外歩くだけで、プライベートなことをいろいろ言われたりして、汚い世界だなと思って、辞めたいなと思ったこともあった」と、一時、引退を考えていたことを明かした。

　Ｆｕｋａｓｅとの交際が明らかになって以来、デート報道や“二股報道”などが相次ぎ、周辺は騒がしかった。注目の歌姫とあって、時には一般の人のＳＮＳなどで行動が伝えられることも。そんな状況に息苦しさを感じていたと思われる。

　それでもファンからの「頑張って～」という声援に、きゃりーは気を取り直したように、「これからも夢のあるファンタジーな世界をつくっていきたい」と前向きに語った。

　ライブでは、おもちゃ箱をイメージした原色満載の“きゃりーワールド”を展開。イリュージョンによる３回の早着替えなど７変化で、２１曲を熱唱した。