道重モー娘。卒業…号泣&極上スマイル

 女性アイドルグループ、モーニング娘。’14が26日、全国ツアーの最終公演を横浜アリーナで行い、リーダーの道重さゆみ(25)が卒業した。アンコールの“卒業式”ではメンバーからの送る言葉に号泣。最後は「モー娘。が好きというぶれない思いでやってきた」と極上の「かわいいスマイル」であいさつ。2003年1月19日の加入から史上最長在籍日数4329日でグループに別れを告げた。

 涙の後は、とびっきりの笑顔で、モー娘。のレジェンドが11年10カ月を締めくくった。

 アンコールはファン1万2000人が演出したピンクのサイリウムが揺れ、10分以上の「さゆみんコール」が会場を包んだ。道重は赤の晴れ着姿で登場。本番前は「泣かない」と決めていたが、メンバーからの“送辞”に泣き崩れた。

 その後は、吹っ切れたように涙をぬぐうと「芸能界に興味もなく、ただモー娘。が好きという思いでグループに入った。私は必要ないのかなと思ったこともあったけど、モー娘。が好きという思いだけはぶれなかった」とラストメッセージ。「こんなアイドル、普通は応援しないでしょ。変な人たち。サンキュ」。いたずらっぽく笑う道重らしい“さよなら”。つんく♂や田中将大・里田まい夫妻、中澤裕子らOGも見守る中、最後の花道を歩いた。

 加入当初は田中れいな、亀井絵里ら6期生の中でダントツの劣等生。それでも12年5月、念願のリーダーまで昇り詰めると、下り坂だったグループの人気をV字回復させた。「私がアイドル一かわいい」と言い切るナルシストキャラでバラエティー番組の人気者に。アンチも生まれたが、グループの知名度を上げたい“モー娘愛”の作戦だった。

 ステージではフォーメーションダンスを導入。10月のニューヨーク公演でも現地ファンをとりこにした正確にそろった群舞は、今やグループ最大の魅力となった。

 完全燃焼した卒業後は無期限休養を宣言。リフレッシュして、さらに“かわいさ”を進化させたとき、さゆみんは表舞台に舞い戻る。

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