お笑いコンビ・ナインティナインが３０日、都内で、１２月１４日にフジテレビ系で生中継される漫才師日本一決定戦「ＴＨＥ　ＭＡＮＺＡＩ　２０１４」（後５・３０）の決勝進出者発表会見に登場した。４回目を迎えた大会だが、１２年と同様に、決勝が衆院選の投開票日と重なることに。司会を務める２人は、優勝特典として、中継直後に放送される同局の選挙特番「ＴＨＥ　ＳＥＮＫＹＯ」へのゲスト出演権プランをぶち上げた。

　決勝がまたも衆院選投開票日と重なったとあって、注目度が薄れることが危惧される「ＴＨＥ　ＭＡＮＺＡＩ」。生中継するフジテレビは、直後に放送する選挙特番のタイトルを「ＴＨＥ　ＳＥＮＫＹＯ」と、大会名とかぶらせ、ピンチを笑いへと変えている。

　昨年は午後７時からゴールデンタイムの生放送だったが、今年は総選挙の投票締め切り前の午後５時半から同７時５８分までに放送時間を変更。２年前と同様に前倒しを余儀なくされたが、ナイナイ・岡村隆史（４４）は「日本で一番面白い瞬間が出るので、早めに選挙に行っていただければ。『ＴＨＥ　ＭＡＮＺＡＩ』から『ＴＨＥ　ＳＥＮＫＹＯ』へ連動してますし」と投票を呼びかけ、便乗ＰＲを展開した。

　相方の矢部浩之（４３）が「そっち（選挙特番）に優勝者が出るかも！？」と仰天Ｖ特典を提案すると、岡村も「ほんまにウワサでそうらしい。今の段階で選挙のネタを作っとく方がいいかも」とファイナリストへ助言。大会関係者は「今のところ出演予定はないですけど、ミラクルが起きるかもしれませんね」と、含みをもたせた。

　決勝進出コンビからは、突然の解散総選挙に打って出た安倍政権へ“不満の声”も。２年ぶり２度目の決勝を決めたトレンディエンジェル・斉藤司（３５）は、「『ＴＨＥ　ＭＡＮＺＡＩ』との相性はいいんですが、２年前も選挙があったし、日本国との相性が悪い。アベノミクスをぶつけてきたので、“サイノミクス”でやりたい！！」とほえていた。