秋吉久美子 同い年の安倍首相に物申す
この日、主演舞台「おかあちゃん~コシノアヤコ物語~」が東京・六本木ブルーシアターで初日を迎えた秋吉は、上演前に開いた取材会で、日本の文化政策の貧困と今回の解散総選挙を痛烈に批判した。
秋吉は「国の力を上げるには国民の魂の力を上げないと。そのためには文化をもっと充実させないといけないんです」と、政治家ばりに熱弁を振るった。
具体的には、小規模の舞台や映画が手弁当で製作されている日本の現状を嘆き「金をくれ、ですよ。700億円もかけて選挙をやるなら、1公演3000万円でいいから出してほしい。『もうかったら返す』っていう形にすればいいじゃないですか」と、公的な支援の重要性を訴えた。
舞台はNHK連続テレビ小説「カーネーション」の主人公にもなった、デザイナー・コシノ三姉妹の母・小篠綾子さんの半生を描く。豪傑だった小篠さんを演じる秋吉は「テンションが上がりっぱなしです」と気合十分だった。
公演は7日まで。