本田翼 後輩に“アオハル”3カ条
女優の本田翼(22)が8日、主演映画「アオハライド」(13日公開)のロケ地となった長崎市に凱旋し、恩返しの思いを込めて地元の中高校生に「恋をしろ!」など“アオハル(青春)3カ条”を伝授した。長崎市は初の試みとして、市内を恋愛の聖地に認定。カップルを映画で結びつけるべく、本田は「キューピッドになっていきたい」と燃えていた。
長崎女子高校にのみ存在する郷土芸能「龍(じゃ)踊り」女子部を、青春(アオハル)まっただ中の学生代表として、本田がサプライズ訪問した。ロケ地としてお世話になった恩返しとして、学生たちに送った感謝の“アオハル3カ条”。青春をし損ねた本田だからこその言葉だった。
(1)「部活しろ!」
「バイトざんまいで、高校生らしいことをやらなかったんです。部活に入る意味が分からなくて『陸上部で食っていけるの?』って。今は先輩にしごかれたい。そこで鍛えられるものがあると思うから」
(2)「恋をしろ!」
「たくさん恋をした方がいい。大人になって『一緒に下校するだけで幸せ』みたいな気持ちを(いいと)思うはず。自分ができなかったから願望です」
(3)「走れ!」
今年5月の長崎ロケでは、稲佐山の坂を何度も駆け上がり、革靴を3足つぶした。隣にはロープウエーもあったが「青春は疲れるんだ…」と、若いうちこそ汗を流すと悟った。
この日は、その稲佐山展望台で、映画をきっかけに長崎市が「恋愛の聖地」を銘打つセレモニーが開かれた。本田がキスシーンを演じた映画の象徴的アオハルスポット。同市には年間30万人の修学旅行生が訪れ、すでに映画のロケ地マップを制作するなど縁結びの準備を整えている。
多くの男女が“恋の同盟”を結ぶと見られ、本田は「ステキなカップルが誕生する場所になってくれたら幸せ」と、“カステラスマイル”を浮かべていた。