水森かおり 初の日本有線大賞!
有線のリクエスト回数などによって決定する「第47回日本有線大賞」が20日、東京・赤坂のTBSで発表され、歌手・水森かおり(41)が「島根恋旅」で大賞を受賞した。水森は女性歌手では最多となる13回目の出場で初の受賞。「大賞」という栄誉は歌手人生でも初めてで、「名前が呼ばれるとは思わなかった」と感激した。
ご当地ソングの女王が、初めて有線の女王に輝いた。
司会の沢村一樹(47)から名前を呼ばれた瞬間、水森は何が起こったのか分からず、口に手を当て、「えっ!」と何度も声を上げながらキョロキョロと周囲を見回した。隣に座る氷川きよし(37)から、あらためて受賞したことを告げられると、ようやくステージに向かった。
「全然(名前を)呼ばれると思っていなかったので…。ありがとうございます」と驚きを隠せない様子で、日本有線大賞のトロフィーを贈られ、ようやく実感が湧いたのか、笑顔を見せた。
島根県が舞台の曲での受賞。今年の同県は、出身者のテニス・錦織圭選手(24)が、全米オープンで準優勝。出雲大社権宮司の千家国麿氏と高円宮典子さんが結婚と、明るい話題が続いた。ご当地ソングを歌う水森も、紅白出場を決めた際に、「いい島根の1年を締めくくりたい」と話していたが、その前に大きな賞で、さらなる明るい話題を届けた。
来年迎える20周年の記念イヤーへの弾みにもなった。「13回もこの舞台に立たせていただくだけでうれしいのに、大賞なんて…。本当にありがとうございます。これからも心を込めて歌います」と、さらなる飛躍を誓っていた。