MayJ.の1時間後に“本家”も登場
NHKは25日、大みそかの「第65回紅白歌合戦」(総合、後7・15)の出場者歌唱曲と曲順を発表した。映画「アナと雪の女王」の主題歌「Let It Go~ありのままで~」は、May J.(26)が歌い、その後の企画コーナーでもオリジナル版声優の米歌手イディナ・メンゼル(43)が英語バージョンで歌唱。史上初めて同じ曲が2度登場する“レリゴー紅白”となる。トリは白組司会の嵐、大トリは松田聖子(52)が務める。
「歌おう。おおみそかは全員参加で!」が今年のテーマ。2度の「♪レリゴ~レリゴ~」大合唱でお茶の間を盛り上げる。
まずは午後9時15分ごろ、May J.が日本語バージョンを熱唱する。約1時間後に行われる“アナ雪”の企画コーナーでは、米・ニューヨークからの中継で、日本語吹き替え版のアナを演じた神田沙也加とメンゼルが挿入歌「生まれてはじめて」と英語版「レット・イット・ゴー」を歌い継ぎ、NHKホールで出場歌手も合唱する。
NHKは同じ紅白で、別の歌手で同じ曲が2度歌われるのは「おそらく史上初めて」。事前にはMay J.も歌唱リレーに加わると予想されていただけに、異例の“別格扱い”だ。
東京・渋谷の同局で会見した柴崎哲也チーフプロデューサーは「今年を象徴する曲でMay J.さんは“今年の顔”できちんと歌ってほしかった。本家とは違う、色んな味わいがある」と“独立”させた理由を説明。「2回?いいじゃないですか。何回でも聴きたい」と思い入れたっぷりに語った。
番組は初出場のHKT48がトップバッター。昨年まで4年連続トリを務めたSMAPは38番目に登場する。柴崎氏が「2010年代の紅白の顔」という嵐がトリ。大トリは「長年、ブレない歌手」と聖子を抜てき。代表曲「あなたに逢いたくて~Missing You~」で締めくくる。