ＡＫＢ４８と国内姉妹グループの新成人メンバーが１２日、東京・神田明神で、成人式に参加した。ＡＫＢ４８・川栄李奈（１９）、岩佐美咲（１９）、卒業を発表しているＳＫＥ４８・岩永亞美（２０）、ＮＭＢ４８・上西恵（１９）、ＨＫＴ４８・多田愛佳（２０）ら２２人が、あでやかな振り袖姿を披露。それぞれが新成人としての抱負を述べたが、川栄はおバカキャラからの“卒業”を大人の誓いとした。

　澄みわたる青空の下、秋葉原の専用劇場のそばにある神田明神に、晴れ着に身を包んだ２２人が顔をそろえた。熱心なファン１０００人も集まり、境内を祝福ムードで包み込んだ。

　今年の新成人に、各グループのシングル曲のセンター経験者は不在。１年前の成人式では渡辺麻友（２０）、島崎遥香（２０）、ＮＭＢ・山本彩（２１）ら“センター級”が並んでいただけに、川栄は「去年までは人気メンバーがたくさんいたのですが、今年は『今から人気になりたいぞ』というメンバー。はざま世代です。ベテランと次世代の方のちょうど真ん中の…」と自虐的に表現した。

　大人の仲間入りの第一歩として、「発言をあまりしないようにしたいです。バレるから」と、代名詞であるおバカからのキャラ変を目指すも、自信満々だった九九の８の段を「８×２＝１７」と答える痛恨のミス。成人式を迎えても、頭脳はまだまだ大人にはなりきれていないことを露呈した。

　「海外に行きたいので、英語を学びたいと思います。英検５級を持ってるので、１回落ちた４級（中学中級レベル）を受けちゃおっかな」。語学力アップにも意欲を見せて、知っている一番難しい英単語を聞かれると、「ヒポポタマス！！」とドヤ顔。『バカ』ではない証明のために叫んだのは、『カバ』を意味する言葉だった。