なかにし氏50周年 女優12人が彩る
作家・なかにし礼氏(76)の作詞家・作家生活50周年を記念し、黒柳徹子(81)、泉ピン子(67)、大竹しのぶ(57)ら、映画や舞台、ドラマなどを通じてゆかりのある12人の女優が参加したアルバム「なかにし礼と12人の女優たち」が21日に発売されることが12日、分かった。なかにし氏のヒット曲、隠れた名曲を、12人がそれぞれ豊かな表現力で歌唱。50周年を飾るにふさわしい記念アルバムが出来上がった。
4000曲以上の作品を世に送り出してきたなかにし氏の作詞家・作家生活50周年を記念したアルバム制作のため、草笛光子(81)、黒柳徹子(81)、水谷八重子(75)、泉ピン子(67)、大竹しのぶ(57)ら、日本を代表する12人の女優が集結した。
なかにし氏と関係者らが記念アルバムの企画を検討する中で、単なるカバーアルバムでなく、「これまでの幅広い交友を生かせる形を」として、映画や舞台、ドラマなどを通じ、同氏と縁のある女優に歌ってもらうことが決定。幅広い人脈を誇る同氏だからこそ、生まれた企画だった。
なかにし氏が立ち会いのもと、昨年10月にスタートし、多忙なスケジュールを縫って、12月上旬に12人全員がレコーディングを終了した。
黒柳をはじめ、常盤貴子(42)、平淑恵(60)、佐久間良子(75)、高島礼子(50)の5人にとっては、今回が初めてのレコーディングとなった。約40年前に「徹子の部屋」に出演して以来親交のある黒柳は、ユニセフ親善大使を務めていることもあり、なかにし氏の勧めで「世界の子供たち」を担当。「持ち歌として歌わせていただく機会があったら、歌います」と今後の歌唱にも前向きだった。
自身の人脈が生かされた画期的な作品に、なかにし氏も「作詞家・作家冥利(みょうり)に尽きる。女優の皆さんに感謝だ」と感激しきりだったという。