山口洋子さん、虎との思い出とともに…
直木賞作家で作詞家としても活躍し、昨年9月6日に死去した山口洋子さん(享年77)のお別れの会(デイリースポーツなど12社が発起人)が28日、東京・虎ノ門のホテルオークラで開かれた。生前の幅広い親交ぶりをうかがわせるように、出版界、芸能界、スポーツ界から多くの著名人が出席。山口さんに見いだされスターへの道を歩んだ五木ひろし(66)が、自身が作曲し、山口さんが詞をつけた唯一の楽曲「渚の女」を献歌するなど、約300人が別れを惜しんだ。
会場にはギャラリーが設けられ、レコード大賞の盾やパネル写真34点など山口さんの思い出の品が、多数展示された。
中でも注目を集めたのは、1985年に直木賞を受賞した際に、タイガースの主砲2人から贈られた品だ。掛布雅之さんからは「直木賞おめでとう」とサインされたキャップ、バースさんからはサイン入りバットとユニホーム。同年は阪神も21年ぶりの日本一に輝き、ダブルにおめでたいグッズに、弔問客も興味津々で見入っていた。