冬美、山口さんに「褒めていただいた」
直木賞作家で作詞家としても活躍し、昨年9月6日に死去した山口洋子さん(享年77)のお別れの会(デイリースポーツなど12社が発起人)が28日、東京・虎ノ門のホテルオークラで開かれた。生前の幅広い親交ぶりをうかがわせるように、出版界、芸能界、スポーツ界から多くの著名人が出席。山口さんに見いだされスターへの道を歩んだ五木ひろし(66)が、自身が作曲し、山口さんが詞をつけた唯一の楽曲「渚の女」を献歌するなど、約300人が別れを惜しんだ。
歌手・坂本冬美(47)は、師匠の故・猪俣公章氏を通じ、内弟子時代から山口さんと親交があったという。山口さんの作品のリリースは「流れ星」1曲だけだったが、プライベートで自宅に招待されごちそうになるなど交流があった。デビュー前には猪俣氏に「この子は大丈夫?」と心配して声をかけてくれていたという。デビューした87年に新人賞を獲得すると「猪俣先生に『冬美は化けたね』と褒めていただいた」と思い出を語っていた。