ピン芸人Ｎｏ．１を決める「Ｒ－１ぐらんぷり　２０１５」の決勝が１０日、東京・台場のフジテレビで行われ、じゅんいちダビッドソン（４０）が優勝した。

　史上最多３７５１人のエントリーの頂点に立ったじゅんいちは「これでミラノに行けます」と喜びを爆発させた。戦前には賞金５００万円の使い道を「ミラノに行って（ものまねをしている）本田圭佑さんに謝りたい」と語っていたが、本田ばりの有言実行で見事に旅費をゲットした。

　一方で、昨年１２月２８日に一般女性と結婚したばかりとあって、事前に新妻には「優勝したらいい（結婚）式を挙げられる」と伝えていた。優勝会見で賞金の使い道の比率を尋ねられたが「ミラノ９で、奥さんが１。ミラノに奥さんを連れて行けば新婚旅行にもなるんで一石二鳥です」とあくまで謝罪優先。実は本田ものまねは「完全非公認」だけに、優勝特典の冠番組についても「本田さんに会いに行くのについてきてくれないかな」と謝罪特番を希望した。

　２年連続の決勝進出で、心に余裕もあった。ファイナルステージでは、ゆりやんレトリィバア（２４）、マツモトクラブ（２８）と対戦したが、２人に９点差をつける圧勝。「“持ってた”んでしょうね。ここが到達点やと思ってないんで、（次のＷ杯の）ロシアに向けていい準備ができた。まだまだ伸びしろがある」と本田節でどや顔も見せていた。