昨年１１月に死去した歌手で俳優のジョニー大倉さん（享年６２）の音楽葬「ＪＯＨＮＮＹ　ＦＯＲＥＶＥＲ」が４月１３日にジョニーさんの故郷・川崎市の川崎クラブチッタで開催されることになり１２日、発起人の元キャロル・ユウ岡崎（６４）、クールス・村山一海（６３）が都内で会見した。約２０組のアーティストが出演予定で、村山はジョニーさんと確執があった歌手で元キャロルの矢沢永吉（６５）に「来てくれよ、永ちゃん！」と呼びかけた。

　レジェンドたちが、ジョニーさんが愛したロックンロールで天国へ送り出す。村山は「当日は２０組のアーティストが来てくれる予定。キャロルの曲を中心に、出演者それぞれが好きなジョニーの曲を歌う」と説明した。

　公演日に選んだのは、キャロルが１９７５年に日比谷野外音楽堂で解散コンサートを開いた４月１３日。会見に出席した岡崎、発起人に名を連ねる同じく元キャロルの内海勝利も当日は来場予定で、ジョニーさんを含めるとキャロルのメンバー４人中３人が顔をそろえることになる。

　注目は最後の１ピース、矢沢が登場するかどうか。深刻な確執が解決せぬままジョニーさんが亡くなっただけに、村山は「難しい」とポツリ。それでも「（矢沢の所属）事務所には話は通っている。本人がどう考えているかは分からない。色んなしがらみはあると思うけど顔を出してほしい」と期待を込めた。

　「中学生の頃からジョニーさんが憧れの存在だった」という横浜銀蝿・翔（５６）は「ジョニーさんは病床でも、病気と戦いながら『もう一度ステージに上がりたい』と言っていた。ジョニーさんにふさわしい形で、天国という永遠のステージに送り出してあげようと思う」と話し、銀蝿メンバーの一夜限りの再集結も示唆。お祭り騒ぎでにぎやかに送り出すことを誓った。