加藤登紀子、震災の追悼ソング切々と
シンガー・ソングライターの加藤登紀子(71)が11日、東京・代々木公園野外ステージで行われた「東日本大震災 市民のつどい『追悼セレモニー』」で、シアターブルックの佐藤タイジ(48)、LUNA SEAのSUGIZO(45)らと共演した。
加藤は、ジョン・レノンの「パワー・トゥ・ザ・ピープル」を佐藤とデュエット。被災地で出会った、当時小学6年生の少年との交流を「お父さんは津波に流された。1カ月後に見つかった遺体の腕時計が動いていて、今も少年がしている。その少年も高校2年生です」と語り、少年をテーマにした「青いこいのぼりと白いカーネーション」を切々と歌いあげた。
またSUGIZOは「4年は中途半端な時期だけど、コアな集会にせず、震災で得た教訓を伝えていかなくては」と呼びかけた。同セレモニーは「首都圏と被災地の思いを共有する」をテーマに、2012年から毎年開催され、今年で4回目。