私立恵比寿中学 新宿駅前で極秘ライブ
女性8人組アイドルグループ、私立恵比寿中学が19日、都内で行われたココナッツサブレ「50周年記念キャンペーンキックオフイベント」で、ネットで話題のバンド・五五七二三二〇(ゴー・ゴー・ナナ・ニー・サン・ニー・レー)としてシークレットライブを敢行した。
普段はアイドルとして活動している8人が、ドラム3人、ギター5人という超変則編成バンドとして登場。降りしきる雨の中、髪の毛を振り乱しながら、普段とは真逆の重々しいサウンドを新宿駅前で響かせた。
披露したデビュー曲「半世紀優等生」は、飽きないおいしさで愛されている一方、“地味で目立たない”お菓子になりつつあるココナッツサブレのイメージを払拭(ふっしょく)するために作られた。バンド名もココナッツサブレの語呂合わせで決定した。
約2カ月間、必死に練習した8人は「楽器で演奏するのが夢だったけど、大勢の前で本当に緊張した」(真山りか)と、ステージを無事終えてホッとした表情。全員がほぼ楽器初心者だったことから、ドラムなどは「1人で全部は無理」(安本彩花)とバスドラム、スネアドラムなどを分担して乗り切った。
アイドル色を払拭した曲だが「今までバンドサウンドの曲がなかったので、アイドルの曲を聴いたことがない、という人にも聞いてもらえたらうれしい」(中山莉子)と、新境地開拓にメンバーも手応えを十分感じている様子だった。