桂ざこば 米朝さん追悼番組で秘話披露
19日に死去した上方落語の大御所、桂米朝さん(享年89)の追悼特番「笑うて遺した らくごの世界」(関西ローカル/読売テレビ、22日、午後0・35)が21日、大阪市内で収録され、筆頭弟子の桂ざこば(67)、長男の桂米團治(56)らが出演した。
15歳で入門し、住み込みで師事していたざこばは、16歳の頃に皮膚病を患って周囲に避けられていた際、米朝さんが「背中に手届かんやろ。塗らな治らんやろ」と薬を塗ってくれたことを明かし「僕を裸で立たせて…。涙がボロボロ出ました」と声を詰まらせた。
また、指導を「あんなしんどいことはなかった」と振り返りつつ「一門をまとめたい。バラバラにならんよう教えを守りたい」と恩返しを誓った。