テレ朝会長 「報ステ」騒動を謝罪

 テレビ朝日の早河洋会長(71)は31日、東京・六本木の同局で行った定例会見で、27日に放送された「報道ステーション」で元経済産業省官僚の古賀茂明氏(59)が「菅官房長官をはじめ、官邸のバッシングを受けてきた」「テレビ朝日の早河会長、古舘プロジェクトの佐藤(孝)会長の意向で私は今日が最後」と発言した問題で、「不適切な放送になった」と謝罪。その上で「(自民党や官邸からの)圧力めいたものは一切ありません」などと、古賀氏の発言を全否定した。 

 古賀氏の発言については30日に菅官房長官が「(バッシングは)事実無根」「極めて不適切」と反論。同日の「報道-」では菅氏の発言をニュースで伝え、古舘伊知郎キャスター(60)が、27日の放送について「古賀氏がニュースと関係ないコメントをした」と謝罪していた。同局には31日までに百数十件の視聴者からの電話やメールがあったという。

 早河会長は「出演をめぐるやりとりが番組で行われたことはあってはならないこと。遺憾に思う。事態に至ったことについては反省しており、おわびしたい」と27日の放送について陳謝。古賀氏には放送直後に報道局長、番組責任者が「厳重に抗議した」といい、放送責任から社内処分の可能性も示唆した。

 また、古賀氏の降板や制作陣の異動は「昨年末、報ステも含めたすべてのベルト番組の内容刷新や強化、改善をするよう指示した」結果であると説明。「固有名詞を挙げて議論したことはない」「古賀さんと面識がない」と「早河会長の意向」で降板させられたという古賀氏の言葉を否定した。

 さらに、「圧力めいたことは一切ない」と政権から圧力があったことを否定し、今回の事態について菅氏に直接説明をしに行く予定はないとした。また、「今後、古賀さんに出演を要請する予定はありません」と話した。

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