堂本光一「試練」の帝劇73公演完走

 KinKi Kidsの堂本光一(36)主演ミュージカ ル「Endless SHOCK」が31日、東京・帝国劇場で2カ月ロングラン公演の千秋楽を迎えた。

 3月19日の昼公演で可動式LEDパネルが倒れ、出演者ら6人の負傷者を出す事故を乗り越え、73公演を完走。事故原因は現在も究明中といい、今後はLEDパネルを使用せずに9月に大阪、 10月に博多で公演を開催すると発表した。

 事故から12日。千秋楽のカーテンコールを迎えた堂本は、「あってはならない事故も起きた。僕らには試練の年だったかもしれません」と、かみ締めるようにあいさつした。

 上演15年目で起きた初めての事故を乗り越え、通算1287回目の公演を終えた。事故発生時、舞台袖で衣装替えをしていた堂本は、「スタッフが凍り付いた」と緊迫の舞台裏を初めて激白。騒然となる現場で幕が下りたことで公演中止を覚悟し、負傷者を把握するため出演者に点呼を促したことを明かした。

 堂本は「今でも(可動式LEDパネルが)倒れた状況は目に焼き付いている。まさかという感じ。信じられなかった」と話した。舞台の作・構成・演出のジャニー喜多川社長(83)は事故を「ショックの連続」と表現したが、堂本の立ち振る舞いには「責任を持って対応。成長した」とたたえた。

 出演者5人、スタッフ1人が負傷した事故原因は現在も究明中。出演者のジャニーズJr.・岸孝良(22)は事故翌日から出演、骨折・打撲で入院した3人も退院して千秋楽を観劇した。骨折した1人は4月1日に退院予定、大道具スタッフは自宅療養を経て4月に仕事復帰する。

 9月の大阪・梅田芸術劇場、10月の福岡・博多座公演開催も決定したが、これまで地方公演でも使用していたパネルは安全を考慮して使用しないことも発表された。今後に向けて「(事故を)しっかりと受け止め、より強くなって作品としても成長させて届けられたら」と意気込んだ堂本は、「また帝劇のステージに立てるよう努力していきたい」と誓った。

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