佳子さま 今後は学業優先
秋篠宮家の次女佳子さま(20)は2日、国際基督教大(ICU、東京都三鷹市)の入学式に出席された。
1年生から教養学部アーツ・サイエンス学科で幅広い分野について学んだ後、3年生になる段階で専攻を決める予定。昨年の学習院大中退後は多くの公務をこなしてきたが、今後は学業を優先する。
式を前に学内で報道陣から「入学おめでとうございます」と声を掛けられた佳子さま。スーツ姿で「ありがとうございます」と笑顔を見せ、「新しい学生生活を始められることに感謝しつつ、有意義に過ごしていきたいと思います。楽しみです」と抱負を語った。キャンパスの印象については「緑が多くてとてもきれいだと思いました」と話した。
宮内庁によると、ICUの入学式では新入生全員が名前を呼ばれるのが慣例で、佳子さまはアルファベット順で全体の7番目に「秋篠宮佳子」と呼ばれると「はい」と答え、起立したという。
佳子さまは、2013年4月に学習院大文学部に進学したが、「新たな学びの場を持ちたい」と2年生だった昨年8月に中退し、同10月にICUの特別入学選考に合格した。
ICUには10年春、姉の眞子さま(23)=英国のレスター大大学院留学中=が皇族として初めて進学。3年生から美術と文化財研究を専攻し、昨春に卒業した。
式を終えた佳子さまは2日午後、皇居・御所を訪れ、天皇、皇后両陛下に入学を報告した。