今井雅之 昨年手術の真相明かす
俳優の今井雅之(54)が21日、大腸がんの治療のため、主演舞台「THE WINDS OF GOD」(5月1~31日、東京・新国立劇場ほか)を降板することを自身のブログや所属事務所のファクスを通じて発表した。
今井はファクスで「昨年、大腸を患い検査を行ったところ大腸がんであることがわかり、緊急手術を行いました」と報告。昨年11月の手術が大腸がんによるものだったことを明かした。
続けて、「開腹手術、また抗がん剤による副作用などの影響で、舞台上での発声に限界があり、お客さまに完璧な状態で舞台をお見せすることができない」と降板理由を説明。抗がん剤治療とリハビリを続け、5月下旬の公演出演を目指す今井は「元気になってまた舞台に戻って参ります」とつづっている。
今井は今年2月、同舞台の製作発表で、「余命3日」と告げられ、昨年11月に腸の手術を行い、「大腸が腐って、腸閉塞(へいそく)を起こした」と説明していた。本人の希望で病状を隠していた。
公演は一部中止となるが、俳優・重松隆志(41)が今井の代役を務め実施。今井は30日に都内で行う通し稽古で、自ら病状を説明するという。