片瀬那奈 連ドラ初主演で熱演誓う
女優・片瀬那奈(33)が、NHKBSプレミアムの連続ドラマ「オンナミチ」(8月4日スタート予定、火曜、後11・15)で、連続ドラマに初主演することが12日、分かった。人生崖っぷちの三十路(みそじ)女子が、20年後の未来からやってきた自分と一緒に、自分の人生をやり直す。自身と同世代で等身大ともいえる役に片瀬は熱演を誓っている。
女優にキャスターにと、マルチに活躍する片瀬だが、意外にも今回が初めての連続ドラマ主演となった。
北沢バンビ氏の同名コミックが原作。片瀬演じる主人公が、渡辺えり(60)演じる20年後の「自分」とタッグを組んで人生をやり直すドラマだ。
元カレにお金をだまし取られ、仕事では邪魔者扱いされるなど、人生どん底状態にある32歳の独身女・山口梨花(片瀬)の目の前に、突然、ヒョウ柄ワンピース姿のおばちゃん(渡辺)が出現。20年後の山口梨花を名乗り、飲み屋でビール瓶に脚を滑らせ無念の死を遂げたことを告げる。
“無念の死”に加え、今の自分とはスタイルも身なりも絶望的に違う未来の自分にも衝撃を受け、今の人生、そして悲惨な未来を回避すべく奮闘する。
NHKの磯智明チーフプロデューサーは片瀬の起用理由について、「この三十女のイタイ感じを、ユーモアを込めてチャーミングに演じられるのは、片瀬那奈さんしかいない」と説明した。
連ドラ初主演を「ドキドキではありますが、純粋にうれしい」と喜んだ片瀬は「原作マンガを読ませていただき、ぜひ梨花をやりたい!と意気込んでおりました」と、自分のためにある役とばかりにアピール。「今を一生懸命に頑張っているすべての人たちに、ガツンと響くドラマ。自信を持って面白い。見ていただければ、笑って元気になることを保証します」と、体当たりでアラサー女の哀歓を演じることを誓った。