落語家の桂米團治（５６）が２５日、大阪市内で、父で３月に死去した落語家・桂米朝さんの追善落語会「桂米朝追善　米朝一門会」を初盆となる８月１６日と翌１７日に大阪・サンケイホールブリーゼで開くことを発表した。

　弟子らが直接稽古をつけてもらった演目を披露するといい、米團治は「それぞれにちゃーちゃん（米朝さんの愛称）への思いをぶつけます」と説明。最古参弟子で現在は一門を離れている月亭可朝（７７）も出演する。

　また、米朝さんの昭和５０年～６０年代の高座のレコード「米朝十八番」がＣＤ化され、６月１０日に発売されることも発表した。

　兵庫県尼崎市の米朝さん宅では、膨大な落語資料や書簡などの整理が進められている。多くの弟子が住み込みで修業した自宅について、米團治は「（相続するのは）私か、米朝事務所か、それとも法人化して記念館などにするのか。６月の百日祭は弟子が集まりかんかんがくがくになるのでは」と話した。