豪華メンバーが還暦Charを祝福
16日に60歳の誕生日を迎えるギタリストCharが15日、東京・日本武道館で還暦記念ライブ「-The 六十th Anniv.-“ROCK+”CHAR LIVE IN 日本武道館」を開催。松任谷由実(61)、布袋寅泰(53)、福山雅治(46)、泉谷しげる(67)、奥田民生(50)ら15組の超豪華アーティストが集結した。5月22日に発売したアルバムに参加した面々はロックキッズに戻り、セッションでギターレジェンドの節目を祝った。
Charと同時代を駆け抜けたユーミン、泉谷、ムッシュかまやつ(76)から、強く影響を受けた福山、布袋、奥田、山崎まさよし(43)、ハマ・オカモト(24)さらには長男でRIZEのJESSE(34)まで各世代のロッカーが“日本ロックの兄貴分”を祝いに駆けつけた。
Char自身が、書き下ろしの楽曲提供とプロデュースをオファーし、完成させた還暦記念アルバム「Rock+」に参加した仲間たちによる、夢の競演となった。
美脚を強調したレザーのホットパンツ姿でユーミンが登場すると、ファン8500人からどよめきが起きた。Charのギターにあわせ、ピアノでアルバム収録曲「Night Flight」を演奏。「落ち込むことがあったら、私のような姉さんがいると思って頑張って」とメッセージを送った。
福山は他のアーティストのライブに客演するのは初めて。普段は主役を張るのが当たり前となっているが、この日ばかりはCharのボーカルを引き立てるギタリストに徹し、収録曲「7月7日」でのセッションを楽しみ「20年ぶりくらいに連絡をもらい、怒られるのかと思った」と笑わせた。
中学3年だった1971年からスタジオミュージシャンで活躍してきたChar。73年にスモーキー・メディスンを結成以降、さまざまなバンドやソロで、ギタリストの草分けとして日本ロック界をけん引し、多くの“信奉者”を育ててきた。
アンコールではちゃんちゃんこ代わりの赤いシャツで参加アーティスト全員と共演。「還暦なめんなよ!」とシャウトし、バリバリぶりをアピールした。