プロ野球・中日の落合博満ＧＭの長男、落合福嗣（２７）が１６日、新人声優として、アニメ「それが声優！」（７月７日スタート、ＴＯＫＹＯ　ＭＸ１後１１・００、ＭＢＳ深夜３・００ほか）のアフレコを都内のスタジオで行った。

　初めて地上波テレビのアフレコを終えた福嗣は「アニメに出たいと小さいころから思ってたので、緊張よりもうれしい気持ちが強いです」と笑顔をはじけさせた。

　声優を目指し、２年間専門学校で学び、今年４月にオーディションで業界の老舗、青二プロダクションに所属。晴れて声優の肩書がついた。もっとも、あくまで新人。初仕事は名前のない端役で、セリフはわずかだったが、通りの良い声でいきいきと演じた。

　声の世界に興味を抱いたきっかけは、「プロ野球・珍プレー好プレー」で父の映像に別人の声が付いていたことだった。「父が、声優って仕事があると教えてくれた」。その父は「お前もプロなんだから責任をもって頑張れ」と激励してくれ、母の信子さんと目を潤ませたという。

　父は「オレ流」で知られたが、「おこがましいから、“ボク流”で精いっぱい。いつか主役をやりたい」。声を大にして宣言した。