クリス・ハート 初連ドラ主題歌
日本国籍を取得中の米歌手、クリス・ハート(30)が、7月16日スタートのテレビ朝日系木曜ミステリー「最強のふたり~京都府警 特別捜査班~」(木曜、後8・00)で初めて連続ドラマの主題歌「あなたへ」(8月26日発売)を歌うことが24日、分かった。W主演の橋爪功(74)と名取裕子(57)演じる警察官が事件を解決する“刑事もの”ドラマで、デビュー前、サンフランシスコの警察官だったハートは、意気込みを強くしている。
元警察官の運命か。初連ドラ主題歌は“刑事もの”だった。
ハートは2006年から08年にサンフランシスコ市警察に勤務。日本語を勉強していたことから、バイリンガルな人材として雇用されたが、犯罪者を逮捕した経験もあるという。父も警察官だった。
その後、10年に日本に移住し、2年連続でNHK「紅白歌合戦」に出場するまでになったが、「自分の命はみんなが幸せになるためにあるもの。その願いは仕事が警察官から歌手に変わっても一緒」と根底にある思いは一貫していた。それだけに今作での主題歌抜てきに喜びもひとしお。「歌声で、警官時代に願っていたみんなの幸せにつながれば」と意気込む。
ドラマは、「京都迷宮案内」の橋爪、「京都地検の女」の名取という“木ミス枠”で長年主役を張ってきた2人の豪華共演。主題歌「あなたへ」は家族愛を歌ったバラードで、名取は「優しい歌声がドラマを包んでくれる」、橋爪も「ハートのある、いい歌声」とお気に入りだという。ハートは「日本に来たときに、優しくしてもらった感謝を込めた。ドラマの一部として貢献できたら」と自信を深めている。
6月に発売したカバーアルバム「Heart Song3」が大ヒット中。7月からは47都道府県ツアーを予定しており、同曲もファンに直接届けることになりそうだ。