たけし 負けることに耐えられる人に

収録前に甲子園を訪れ、マウンドに立ったビートたけし
収録に参加したビートたけし(中央)と谷原章介(右)、喜多ゆかりアナウンサー(左)
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 タレントのビートたけし(68)が14日、大阪・ABCテレビのスペシャル番組「高校野球100年の真実~心揺さぶる真夏のストーリー~」(関西ローカル/8月1日、後3・30)の収録に参加。大の野球好きで知られるたけしが高校野球への思いを存分に語った。

 「やまびこ打線を生んだ名将・蔦文也の真実」のコーナーでは特攻隊の生き残りの同監督が引退する3年生に贈った言葉を紹介。「これからの長い人生で勝ち続けるのは無理。大切なことは腐らず、生きて生きて生き延びること。人間死んだらあかん。これから負け続けても頑張れ」という人生訓にたけしも共感。「スポーツで何が自分の人生において役に立つかというと負けること。勝つことのすばらしさもあるけど、実は負けることに耐えられる人になるというのは意外に必要」と説いた。

 同番組では「横浜-PL学園 延長17回の舞台裏」「天才打者イチローを生んだ運命の1試合」などのテーマに沿って進行。心に残る球児には「圧倒的にすごかった。ケタが違った」という、たけしの足立四中時代の同級生で修徳からロッテに入り、プロ通算175勝の成田文男投手を挙げた。「俺はダメだと思った。こういう人たちの中でレギュラーになれるわけがない」と地元の野球チームに移った話を披露した。

 約3時間の収録後、たけしは「やっぱりフィクションはノンフィクションに勝てない。作り物じゃないから何が起こっても感動しちゃう」と高校野球の魅力を力説。78年夏は仕事をさぼって早実-帝京の東東京大会決勝を神宮で観戦していたことを告白。今夏の甲子園も「売り子で現れようかな」と変装してのお忍び観戦の予告まで飛び出した。

 また、同局での収録前には甲子園球場を訪問し、聖地のマウンドで投球フォームを披露。「平気で甲子園のグラウンドに立てるようになった芸人の自分を褒めてやりたい」と笑顔を見せていた。

 出演はほかに俳優・谷原章介(43)、ABC・喜多ゆかりアナウンサー(34)。ナレーターは俳優・香川照之(49)が務める。

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