野村萬斎主演作はサスペンスコメディー
狂言師の野村萬斎(49)が、初めて現代劇に挑戦することが26日、分かった。映画「スキャナー 記憶のカケラをよむ男」(来年GW公開)に主演し、元芸人で引きこもりの超能力者という異色キャラを演じる。
ドラマ「リーガル・ハイ」「相棒」などの人気脚本家・古沢良太氏(41)が野村を当て書きしたオリジナルのサスペンスコメディー。共に事件を追う相棒を「雨上がり決死隊」の宮迫博之(45)が演じる。
脚本の古沢氏は、映画「寄生獣」やドラマ「相棒」「デート~恋とはどんなものかしら~」を手がけた人気作家。原作もの全盛の映画、ドラマ界で作家性と商業性を両立する特異な才能が注目されている。
本作は、13年に大ファンだった野村主演のオリジナル作品としてオファーを受け、快諾。野村の役柄については「IQの高い連続殺人者」などの案もあったというが、「萬斎さんは普通の人っていうよりは、普通じゃない人…“変人”を説得力を持って演じられる人。特殊な能力を持った人間でいこうと決めていました」と明かしている。