ナオト ミュージカル初出演で初主演
今年デビュー5周年を迎えたシンガー・ソングライターのナオト・インティライミ(35)がミュージカルに初出演初主演することが4日、分かった。
俳優・小関裕太(20)をW主演に迎えて挑む作品は、未来や江戸時代を行き来するSF歴史スペクタクル「DNA-SHARAKU」(2016年1月予定、東京・新国立劇場ほか)。ナオトは、謎の絵師・東洲斎写楽を未来政府から守る青年を演じる。
今年1月に映画「神様はバリにいる」で俳優デビューを飾ったナオトは新たな挑戦に「武者震いしております」と心境を口にした。
その歌声をいかして挑む初ミュージカルは映像技術を駆使して4つの時代を描いたSF歴史スペクタクルだ。2116年を支配する人工知能は「創造する心」が社会を不安定にすると判断。これを受け未来政府は過去にさかのぼり、2016年に生きる柊健二(ナオト)と2045年に生きる結城連(小関)に危険人物の写楽を探すよう命じるが、2人は写楽を守るため政府と戦う姿を描く。
「創造する心」を見直すことをテーマにした今作。製作サイドはナオトの起用理由に「ポジティブなキャラクターでわれわれに元気をくれるナオトさんはメッセージを力強く伝えてくれる」と説明した。
ナオトと初共演の小関は「巨大な隕石が胸に飛び込んできた気分」と“日本の美”も感じられる舞台に大興奮。原案には映画化もされた小説「天地明察」などで知られる作家・冲方丁氏(38)、音楽はAKB48の楽曲を担当することが多い作曲家・井上ヨシマサ氏(49)、演出は26歳で東宝最年少プロデューサーにもなった演出家・小林香氏。個性あふれる面々が集結した。
ナオトは「強力な共演者、スタッフの皆様に、『ミュージカルとはなんぞや』をビシバシご指南いただきながら、精一杯自分の持ち味も出しながら、立ち向かっていきたい」と気合。本業では12月23日に、京セラドーム大阪で初のドーム公演を開催。弾みをつけて初舞台へと駆けていく。