桂文枝「これからが試練」繁昌亭9周年
落語家の桂文枝(72)が15日、大阪市内で会見し、2006年の開場から丸9年となる上方落語の定席「天満天神繁昌亭」について「本当にあっという間でした」と感慨深げに話した。
上方落語協会の会長を務める文枝を中心に落語の発展を目指し開場。今後の運営は“逆風”も懸念され16日から観覧料が500円値上がりする。文枝は「これからが試練。力を合わせて」と悲愴感を漂わせた。
3月に死去した桂米朝さん(享年89)直筆の「楽」のレプリカが展示された舞台で、今後に向けて「繁昌亭のメンバーで特選落語会といったものをちゃんとやりたい」と意気込んだ。また、神戸・新開地に“第2の繁昌亭”を建設する構想について「進んでいることは進んでいる。緩やかに」と明かした。