BORO復活ライブで和田阪神にエール
シンガー・ソングライターのBORO(61)がニューアルバム「大阪で生まれた歌」をリリースした16日、デビューきっかけの地である大阪・北新地でシークレットライブを決行した。
大親友の河島英五さんの「酒と泪と男と女」、上田正樹の「悲しい色やね」などのカバー曲以外に新曲で大阪のクリスマスソング「どっちやねん」など6曲を熱唱した。
若い時からC型肝炎で体調不良が続いたBOROだが、06年7月から上顎洞(じょうがくどう)に膿(うみ)がたまって5年間で5回の手術。10年夏には硬膜下血腫の手術を2度受けている。14年に新薬でC型肝炎の治療を開始し、ようやく健康を取り戻した。この日のライブでは長い闘病生活からの完全復活をアピールした。
同アルバムにはロック調の「六甲おろし」も収録。阪神・川藤幸三OB会長、オール巨人、渋谷天外の4人で大合唱し、シャ乱Q・はたけがギターで参加している。この日は生歌での披露はなかったが「この歌は阪神ファンの思い、願いを代表して4人で歌っています。優勝したら生でやります。皆で甲子園で歌う。それが夢なんです。絶対優勝してほしい」と熱弁し、和田阪神にエールを送った。
「大阪で生まれた女」の大ヒット曲を持つBOROだが、NHK紅白歌合戦の出場経験はない。「今回は紅白を狙います」と高らかに宣言。代表曲「大阪で生まれた女」、新曲「どっちやねん」、さらには親友たちのカバー曲など、「何でも狙える曲で狙います」と年末の大舞台を視野に入れていた。