川島さん 急逝前日まで愛する夫想う
24日に胆管がんのため女優・川島なお美(かわしま・なおみ、本名・鎧塚なお美=よろいづか・なおみ、享年54)さんが亡くなってから、一夜が明けた25日、都内の自宅を弔問した作家の林真理子氏(61)や、タレントの山田邦子(55)ら多くの仕事仲間が、早過ぎる死を悼んだ。また、通夜が10月1日午後6時から、葬儀・告別式が2日午前11時から、東京都港区南青山2の33の20、青山葬儀所で営まれることが発表された。喪主は夫の鎧塚俊彦(よろいづか・としひこ)氏。
24日夜に都内の病院で、鎧塚氏にみとられ息を引き取った川島さん。病室には、尊敬していた女優・倍賞千恵子(74)や山田が駆けつけ、愛犬も寄り添っていた。川島さんは25日未明に自宅へ無言の帰宅。付き添った鎧塚氏は、憔悴(しょうすい)しきった表情で「気が動転しています。本当に立派な最期でした。最期まで感謝の思いでした」と声を絞り出した。
自宅には朝から供花が次々届けられ、親交の深かった林氏が弔問に訪れた。悲しみの対面を終えると、「メークをしていて、いつも通りキレイなお顔でした」と沈痛の面持ち。最後に会ったのは、7月に東京・赤坂で食事をしたときだといい、「そのときもすっごくやせていて、ビックリしたんです」と振り返った。
夕方には鎧塚氏がフェイスブックを更新。川島さんの携帯電話から、10月の鎧塚氏の誕生日のパーティーを計画するメールが亡くなる前日の23日に送信されていたといい、「『Toshiにはサプライズだから絶対内緒にしてね』で締め括ってありました。遺品を整理していて妻の愛情を改めて感じることの連続で涙が止まりません。私はなお美に何をしてあげられたのか?」と傷心の胸中をつづった。
通夜は10月1日、葬儀・告別式は2日に、青山葬儀所で営まれることも決まった。
関係者によると、鎧塚氏は「にぎやかに送ってあげたい」と話しているといい、ファンに向けた献花台なども設置される。川島さんは青山学院大生として大学時代を過ごした思い出の町から、天国へ旅立つ。