福山、結婚発表前ファンへけじめの手紙
28日に女優の吹石一恵(33)との結婚を発表した歌手で俳優の福山雅治(46)が、報道各社に結婚を発表する10分前にファンクラブ「BROS.」会員へ向けた“手紙”を送っていたことが29日、分かった。
HPのファンクラブ限定ページに「人生でこんなに緊張しながら書く手紙があるんだ!?」と少し砕けた文章で、結婚に至った理由などをより詳細につづっている。91年の発足から応援を続けてくれた「家族」への最大限の感謝の気持ちだった。
28日午後3時13分。結婚が発表される10分前、福山はファンクラブ限定ページで結婚を報告していた。つづられた言葉は、報道各社にFAXされたコメントの約2倍の文量。より実直に、素直な心境を明かしている。
「もともと才能なんてないと自覚しながら、それでも何者かになりたくて、自分自身と格闘しながら活動してきました」
87年に18歳で上京し、90年にデビュー。ライブのMCでも自虐的に振り返るように、鳴かず飛ばずだった原点から“語り”始めると、「もっと仕事も人間関係も納得出来る時期が来たら、その時こそ家庭を持つ余裕が生まれるだろうと、20代30代を過ごしてきました」と、がむしゃらだった若かりし日の結婚観も明かしている。
「人生の半分以上を共に過ごしてきたBROS.という家族」と書いているように、報告は“親族”から、との思いを詰めこんだ。
ファンを大切にする福山の“神対応”は有名で、関係者が挙げるのは2012年の“増曲伝説”。シングル「Beautiful life/GAME」の発売が工程上の都合で延期となり、福山は「ただ、お待たせするわけにはいかない」と急きょ収録曲を1曲増やした。「スタッフの誰も思いつかなかった発想」とは関係者だ。
最新シングルではファンクラブ限定盤のみ、裏カバーに幼少期の写真を使用するなどファンサービスを欠かさない。生涯の伴侶を得た福山は、これからもたくさんの“家族”とともに歩んでいく。ファンへの“手紙”はそんな決意の表れだった。