大山のぶ代「ドラえもん」忘れた…
声優の大山のぶ代(82)が認知症であることを公表した夫で俳優の砂川啓介(78)が26日、都内で著書「娘になった妻、のぶ代へ」(双葉社刊)の出版会見を開き、妻の近況について語った。
砂川が、ボディータッチを交え優しく笑顔で接することを心がけてから変化がみえ、「最近、笑顔が多くなった。子供のように、同じことで何度も笑うんです。物わかりもよくなった」という。今年8月末に夫婦で撮影したという写真を公開し、大山は笑顔を見せていた。
ただ、会話も大山が一生懸命話すが、「ほとんど理解できない」状態という。自宅玄関には、ぬいぐるみのドラえもんなどが飾られているが「一つずつ頭をなでていたけど、テレビで『ドラえもん』を見ても、イヤとも言わず反応はない」と、自分が声を担当としたことも忘れているという。