国会前でデモ「アベ政治を許さない」
憲法公布から69年となる3日、安倍政権が9条の解釈を変更して安全保障関連法を成立させたことに反発して、各地で憲法にちなむ集会が開かれた。国会前には約800人(主催者発表)が集まり、「アベ政治を許さない」とのメッセージを記した紙を掲げた。
参加者は午後1時、国会議事堂に向けて一斉に紙を掲げ、「憲法を守れ」「(臨時)国会を開け」と口々に叫んだ。作家の落合恵子さんは「諦めてはいけない。安倍政権にレッドカードを出し続けて民主主義を取り戻しましょう」と訴えた。
参加した東京都調布市の会社員藤岡尚亘さん(57)は「今の政治には、やり切れない思いでいっぱい。声を上げなければ意味がないので、地道な行動だけど、できる限り続けたい」と話した。
作家の沢地久枝さんが呼び掛けた行動で、メッセージは俳人の金子兜太さんが書いた。安保法案が衆院を通過した直後の7月18日に続き2回目。今後も毎月3日に同様の行動をするという。
沢地さん自身も、この日、講演のため訪れた長野県内で紙を掲げてアピールした。