滝クリ、脱「お・も・て・な・し」提言
2020年東京五輪・パラリンピックの招致に関わったフリーアナウンサーの滝川クリステル(38)が12日、都内で遠藤利明五輪相(65)と懇談し、大会に向けて国内を盛り上げる方策について意見交換した。遠藤五輪相は大会を盛り上げるため、各界の有識者から意見を聞く会をこの日からスタートさせ、滝川が第1弾となる。
滝川は13年9月の招致プレゼンテーションで使用し、流行語にもなった「『お・も・て・な・し』に代わる、新たな目標を掲げたキャッチフレーズをつくってはどうか」と提案。遠藤五輪相はこれに答え、1964年大会のテーマソングとなった「東京五輪音頭」を例に検討する意向を示した。果たして「お・も・て・な・し」を超えるキャッチフレーズが誕生するのかが注目される。
遠藤五輪相は滝川との懇談前に、東京都の舛添要一知事(66)とも都内で会談した。舛添知事との調整を踏まえ、月内にも大会運営に関する政府の基本方針を策定する考えだ。
基本方針では「安心・安全・安定」の運営を目指し、サイバー攻撃の対策強化に力を入れるほか、パラリンピックは大会に参加する国・地域数を過去最多にする目標を掲げるとみられる。