三浦弘行九段が優勝!激戦制す
トッププロ棋士12人が公開対局のトーナメントで競う「将棋日本シリーズ JTプロ公式戦」決勝戦が15日、都内で開催され、三浦弘行九段(41)が優勝した。
決勝に駒を進めた深浦康市九段(43)、三浦九段は共に10回以上同シリーズに出場しながら今回が初の対局となった。2人とも初優勝がかかっているとあって、手に汗握る熱戦を展開。タイトル戦とは違い、持ち時間10分という早差しで、目まぐるしく展開する盤面に解説の森下卓九段(49)いわく「まれに見る激戦」は、先手の三浦九段が99手で制した。三浦九段は、深浦九段に29戦中20敗と負け越してきた中でもあり、この一戦は優勝だけではない会心の勝利となった。
また、小学生以下を対象とした「テーブルマークこども大会」も開かれ、約4000人が参加し、プロに負けず劣らずの熱戦を繰り広げた。将棋日本シリーズの15年度の動員数は累計1万人を超え、前年を上回り大盛況のうちに幕を閉じた。