橋下市長 政治家“ラスト演説”
任期満了に伴う大阪府知事選と大阪市長選が22日投開票される。
知事選に立候補しているのは、無所属新人の元府議栗原貴子氏(53)=自民推薦=と、再選を目指す大阪維新の現職松井一郎氏(51)、無所属新人の元府立高教諭美馬幸則氏(65)の3人。
市長選には、大阪維新の元衆院議員吉村洋文氏(40)と、元市北区長中川暢三氏(59)、アルバイト高尾英尚氏(33)、元市議柳本顕氏(41)=自民推薦=の無所属3人の計4新人が出馬。政界引退を表明している橋下徹大阪市長(46)=大阪維新代表=の後任を争う。
橋下氏は21日、難波で政治家としての“ラスト演説”。約1500人の聴衆に「8年間ありがとうございました」と何度も頭を下げ「真面目に選挙やってますか?6割、7割が投票を放棄してたら、一部が税金の甘い汁を吸う不公平は変えられません」と訴えた。
共産、民主の地元組織の支援も受けた栗原氏と柳本氏はJR大阪駅前での演説で選挙戦を締めくくり、柳本氏は「オール大阪で民主主義を取り戻す」と大阪維新政治からの転換を主張した。