俳優・松坂桃李（２７）主演のフジテレビ系の刑事ドラマ「サイレーン　刑事×彼女×完全悪女」（火曜、午後１０・００）が１５日、最終回を迎える。女優・菜々緒（２７）の悪女演技が話題となった同作は、原作コミックとは全く違う結末が告知されており、最終回を前にネット上では事件の黒幕予想がヒートアップしている。

　殺人鬼・カラ（菜々緒）が、刑事・里見（松坂）の相棒で恋人の猪熊（木村文乃）の発砲で即死。事件は解決したかに見えたが…。

　だが最終回の予告では、これまでカラと対峙し、絶対に失敗しない用意周到な計画の数々を目の当たりにしてきた里見が疑念を抱き、再び単独捜査を開始。カラの恐ろしい計画はまだ終わっていなかった－と告知している。

　このため前回放送が終了した直後から、ネット上では「橘カラが生きているなら、黒幕はカラ」「まさかの松坂桃李？」「猪熊もなんか怪しい」と様々な憶測が飛び交い、真の黒幕の予想合戦が続いている。

　また前回放送の最後で流れた、最終回の予告映像で、里見が号泣しながら「夕貴！」と恋人の猪熊の名前を叫んでいるシーンの解釈を巡っても、盛り上がりに拍車をかけた。

　最終回の放送を前に、制作する関西テレビは「誰もが騙されてしまう結末を用意。誰もの予想を裏切るラスト」と宣告した。

　同ドラマは警視庁機動捜査隊の里見が、仕事上の相棒である猪熊との交際を秘密にしていたある日、変死体の発見現場で橘カラと遭遇する。その後も次々と猟奇殺人が発生。その現場に必ず現れ、恋人の猪熊に近づこうとするカラに里見が疑いを持ち始め、密かにカラの背後を捜査してストーリーが進行。前回放送では里見が、カラに監禁された猪熊の救出に向かい…襲いかかってきたカラは、猪熊が里見の持っていた拳銃で発砲し、絶命していた。