橋下徹大阪市長が18日に任期満了を迎え退任する。17日は黒いスーツ姿で市議会本会議に出席。最後にあいさつし「新市長の下で真摯(しんし)に議論して大阪を前に進めてほしい」と要望。「4年間ありがとうございました」と感謝を述べ、拍手に包まれた。傍聴席からの「お疲れさん」との声にも手を上げて応えた。
大阪府知事時代を含め約8年間、「破壊的」と称する改革を進め、対決型の手法で注目を集め続けた。「政治家を辞めて私人になる」とする一方、自ら設立した国政政党「おおさか維新の会」の法律政策顧問を務める方向。復帰を望む声は強く、党内外への政治的影響力を維持しそうだ。